FXとは?何の略?

基本情報ですが、FXとはForeign Exchangeの略称で正式名称は外国為替証拠金取引といい、ドルやユーロ、円などの異なる通貨を売買する投資の一種のことをいいます。通貨は一定の金額で両替できるわけではなく、日々一刻とレート(相場)が変動しています。FXはこの「為替相場」を用いた資産運用を行い、利益を上げるのです。例えば、1ドル101円のときに買って、1ドル104円のときに売れば3円の利益になります。

逆に1ドル100円のときに売った場合は1円の損失となります。では、株式との違いは何でしょうか。副業として人気の高いFXと、投資として人気の高い株。どちらも初期費用を元に資産を増やしていくことでは共通していますが、細かい部分で様々な違いがあります。一般的に「株」と略称されますが、正式には株式投資のことを指します。運用期間によって目的が大きく2つに分類されます。株式を購入することは長期運用で見た場合、「優待の権利を買う」と置き換えることもできます。また、配当金は年に2回、配当金を受け取る権利が発生する日に株券を保有していることで確実に得ることができるのです。もちろん、この配当額は「株式保有率」によって決定しますので、保有株式の総額が多ければ多いほど配当金の額も大きくなります。また、株式保有者は「株主」となるため、その会社の経営方針の決定権がわりあてられます。株式とFXの大きな違いについて、一番は取引の時間が挙げられる。FXの場合、平日は24時間取引できるため、仕事後の時間や休憩中などのスキマ時間でも取引できるのが特徴です。『買い』の仕組みは「通貨を安く購入→高く売却」した時にのみ成立し、レートが上がらないと稼げません。そこでFXにはもう1つ利益を発生させる仕組みがあります。それは安く売却した通貨を高く買い戻すという、通称『売りのトレード(空売り)』と呼ばれる手法です。買いでも売りでも利益を狙えるというのもFXの大きなメリットです。FXの初期費用は株や不動産投資などよりも安く、約4,000円から始められるFX会社もあります。これを実現しているのがレバレッジという仕組みです。レバレッジとは、少額の資金で大きな金額の投資を可能にするシステムです。例えば1万円の資金を元手に、レバレッジを10倍までかければ10万円分の取引をすることが可能になります。これをレバレッジ10倍といいます。FXを語る上では外せない重要な仕組みであり、リスクについても最も注意をしなければなりません。これはリスクをはらんでいるということにもなります。デメリットというよりリスクがあるよっていうお話です。投資には必ず「損失の可能性」というリスクが伴います。FXのメリットとして紹介したレバレッジですが、上手に使えば稼げる反面思わぬ損失となってしまう場合もあります。資金の3倍、5倍、10倍とレバレッジをかけて取引し損失を出した場合、損失額も3倍、5倍、10倍と大きくなってしまうからです。資金が一定額を下回るとロスカットを被ることもあります。ロスカットとは、取引中の通貨が損失方向に大きく動き、自分の資金を超える金額の損失になる前に強制的に決済を行うシステムです。「トレーダー(取引をする人)が資金以上の損失になるのを防ぐ」ための重要なものなのです。実はロスカットがなければトレーダーは資金を失った上にFX会社から追加でお金を請求される事態にもなりかねないんです。とはいえ資金を失うことに変わりはないので、余剰資金で取引をすることが重要です。